3Dプリンターを購入した。
僕には今のところ3Dデータ設計技術がない。そのため、プリンターに付属しているサンプルデータを印刷して遊んでいる。印刷中の3Dプリンターには妙な中毒性がある。永遠に見てしまう不思議な機械である。その理由を考えてみた。
3Dサンプルデータがあるから遊べる
僕が購入したこのHopeWant JPという(おそらく中国の)会社の3Dプリンターには、何十ものサンプルデータが入ったSDカード付いてくる。これのおかげで3Dデータ設計技術がなくとも、3Dプリンターの未来感を味わうことができる。つまり、遊ぶことができる。
サンプルデータを印刷中の3Dプリンターを見てしまう理由
なぜサンプルデータを印刷中の3Dプリンターを見続けてしまうのか。その理由を考えてみる。わざわざ発表することでもないのだが。
- 正確に素材が積み重なって出来上がる
- 印刷中の機械音が癖になる
- 出力時点で完成図がわからない
以上、3つでお送りする。
正確に素材が積み重なって出来上がる
例えば、このクリップ。

このクリップを印刷するために、3Dプリンターは素材を熱で溶かし、地道に地道に積み重ねていく。狂いなく。正確に。時間をかけて。(1〜2時間で完成する。)
もちろん、動きがプログラミングされているわけだから、クリップが完成するのは当たり前なのだ。しかし、その当たり前にクリップが印刷されている様は、とても不思議な光景だ。


印刷中の音が癖になる
メロディちっくな機械音が流れる。僕はこの音嫌いじゃない。
この動画は木を印刷している最中だ。

何が印刷されるのか完成までわからない
何が印刷されるのかは完成までわからない。PCでサンプルデータの内容を確認をしていないからだ。(面倒で)
サンプルデータは
- Clip(クリップ)
- tree(木)
- dice(サイコロ)
など、英語名で保存されている。このような簡単な英語のものであれば、
- infinite movable block(無限に動くブロック)
のように、ぱっと見、意味わからないものまで数多くある。
自分のイメージした完成図とまったく違うものが出てくるときや、8時間とかずっと印刷し続けるデータもある。
この何が出てくるかわからないガチャ感が3Dプリンターに注目してしまう理由の一つである。
「infinite movable block」の印刷結果がこれ。何年か前にハンドスピナーの後に流行ると言われていたもの。
3Dプリンターを鑑賞会
印刷中の3Dプリンターを鑑賞する。

こういう時にお茶をプラスすると鑑賞会っぽさが演出される。
読んでないけど、こんな本も出てることですしおすし。

心地よい雑音(機械音)の中で、プログラミングされた動きを正確に出力し、少ーしずつ現れてくる謎の物体を愛でながら、温かいほうじ茶を飲む。
なんて現代的で、退廃的で、趣がある行為なのでしょうか。
今回は以上!
コメント
Twitterでも見ましたが、こちらでの報告も待ってました!!
ずっと見入ってしまうものといえば電気メーターのグルグルとか水滴が垂れるところとかですかね!?
あと印刷音を聞いて思い浮かんだのが、一昔前のパソコンでインターネットに接続する時の音に似てるなって思いました(WindowsXPの時代の←
)
サンプルデータも完成するまでに時間かかりますし、それまでのドキドキも楽しみのひとつですね!!
ある意味期待を裏切りませんし
もっと実用的に使えるようになれば、壊れたプラモデルの1部分を作ったりとかできますね!
あとは擦れた靴の部分を印刷して補修とかも!
[…] お茶(写真は前回の使いまわし)でも飲みながら、お家でまったりバーチャル花見を楽しみましょうぜ。 […]
[…] このところ、「3Dプリンターでもっと遊べるようになりたいなー」と思っていた。もう十分すぎるほどにサンプルデータを印刷したり、眺めたりした。次は3Dモデリングをしたい。今使っているChromebookは3Dモデリングソフトには対応していない。新しいPCが必要だ! […]